株式会社オチマーケティングオフィス 


<114>背中を盗めない世代


小売・流通業界の活性化に向けて、是非とも顧客ニーズ(顕在需要のみでなく潜在需要も)にフィットするモノ・コトを提案できるビジネスフレームを構築できる経営者の育成を望むものです。実践はやってみないと判らない事もあるのですが、やる前に判る事は事前に抑えておくべきです。

現在の団塊の世代は、高度成長時代に日本を牽引し、現在の社会のベースを構築されたのです。その一回り下の現在55歳前後の方も、その先輩方の背中を見て、スキルやアイデアを参考にしながら、自らの考え方を加えて、時代を引き継いできたのです。

しかし、その一回り下の現在43歳前後の方(団塊ジュニア)の方たちは、モノが溢れ自ら欲しないでも手を伸ばせばそこにモノがある時代に育ってきたので、自ら先輩の背中を盗み成長しなくともやってこれたのです。現在その世代が時代の中心に居て、企業の運営、実行部隊のリーダーとなっている方が多いのが現状です。

よって、彼らは教えられていない事については実行できなく、教えられた場合に実行できる可能性があるのです。逆に言えば、彼らが出来ないと上司ga嘆くよりも教えることにより、やって見せ、やらせて見せ、褒めて、結果を求める時代になっているのです。勿論一部の独立意識の強い方たちがいらっしゃることも事実ではありますが、、

また、その一回り下の現在31歳前後の方もゆとり世代に近く、同様の環境にて育ってきています。その一回り下の現在19歳前後の方もこれから就職に向かっているのですが、現在の就職戦線は売り手市場であり、自ら努力をそんなにしなくても、有力企業がちやほやしてくる環境になっています。

このままでは日本の経済、企業の発展は難しく、入社後の教育を実践を交えてどこまで植えつけられるのかが問われる時代になってきます。このような状況の中、企業が他者との競争に勝ち抜くにはどのような施策を打たなければならないのか?まずは55歳前後の方たちがその下の世代をOJTで教育することから始める必要があります。

盗むのが当たり前という考え方では、いつまでも改善できないのです。現状を的確に把握し、その欠陥に手を入れて改革していかないと取り残されるのです。経営者は企業の理想をしっかり持ち、現実を的確に把握し、その差を直線で埋める施策をスピード感覚を持って、実行することが必要不可欠な時代と思われます。
健全なる企業経営に早急に改善・改革できる事を祈念致します。

2015.12.28
株式会社 オチマーケティングオフィス  生地 雅之


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